御子の与える5つの賜物
ここで3つめのカテゴリーの賜物についても簡単に触れましょう。
御子イエスが与える5つの賜物です。
こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。(エペソ4・11)
ここに書かれた5種類の人物は、通称「五役者(ごえきしゃ)」と呼ばれる5種類の賜物です(エペソ4・8)。
ただし、五役者は個人に与えられる賜物ではなく、「教会」への賜物なので、ここでは詳しい説明は避けます。
賜物を組み合わせる
賜物には、物理的なものから霊的なものまで幅広くあります。
絵が上手だ、ビジネスがうまい、足が速い、などは幼い頃から分かりやすい賜物です。
動画編集ができる、5カ国語を通訳できる、料理が上手だ、配色センスがいい、など仕事面で活躍する賜物もあります。
そして7つの賜物(ローマ12章)や9つの賜物(Ⅰコリント12章)のような専門的なものもあります。
具体的・物理的な賜物から、霊的・超自然的な賜物まで、幅が広いのです。
多くの人は賜物を解釈したり意識したりする際に、霊的なものか、具体的なものか、どちらかに偏る傾向があります。
しかしこの幅を意識して、バランスよく組み合わせることが、実を結ぶコツです。
ファミリーレストランでハンバーグを注文するとホウレン草とポテトが付け合わせになっています。
その組み合わせで食べると、体に一番よいかたちで栄養が吸収されるからです。
同じように、賜物を一番よいかたちで活用するには、付け合わせが必要なのです。
キリストの弟子たちは天に属する者たちですが、しかし同時に地において生きる者たちであることを忘れてはいけません。
神ははじめに天と地を造られた神です(創世記1・1)。
本来は天も地もどちらも良いものであり、一体化しているものです。
あまりにも「天的(霊的)」になりすぎると、地上の摂理を軽視してしまい、実生活からかけ離れた賜物論争になりがちです。
まるでハンバーグの肉だけ食べ続けるようで不健康です。
逆にあまりにも「地的(物理的)」になりすぎると、ただの常識人になって世と変わらなくなります。
まるでホウレン草とポテトだけ食べているようで不十分です。
熟練した働き人は、天に導かれつつ地を歩む、そのバランスを心得ています。