弟子のストラテジー ―賜物と召しに従う―
今回のシリーズタイトルは「ビジョン・ミッション・ゴール」ですが、この3つの加えてストラテジー(戦略)とパーパス(目的)も紹介しましょう。
まず、ストラテジー(戦略)からです。
ストラテジーとは、ミッションを成功させるための具体的な方策のことです。
戦争になれば国家首脳部は戦略会議を開きます。
企業の経営戦略やサッカーの試合戦略など、さまざまなジャンルごとにもストラテジー(戦略)があります。
では、弟子にとっての基本戦略、ストラテジーは何でしょうか?
「実を結ぶ」というミッションを成功させるため、神が与えたストラテジー、それは「賜物と召しに従う」ことです。
神の賜物と召命とは変わることがありません。(ローマ11・29)
弟子たちに必要な戦略は、この御言葉に尽きるでしょう。
神がすべての人に、個別に与えているものがあります。
一つが賜物(たまもの)です。
これは神があなたに与えた特別な贈り物のことです。
広い意味では、あなたの人生に良い影響をもたらす環境はすべて神からの賜物ですが、狭い意味では神から与えられた特別な才能や能力などを指します。
すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。父には移り変わりや、移り行く影はありません。(ヤコブ1・17)
もう一つが召命(しょうめい)、もっと簡単な表現をすると「召し」です。
これは、あなたが神から招かれて進んでいく方向のことです。
広い意味ではあなたの人生の使命や目的を知ることですが、狭い意味では神の救いの計画に参加して、与えられたミニストリーに従事していくことを指します。
さて、主の囚人である私はあなたがたに勧めます。召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。(エペソ4・1)
神はあなたを創造したとき、あなたには特別な賜物と召しを備えました。
ですから、賜物と召しはあなたが一生懸命悩みながら生み出すものではなく、発見して、受け取るものです。
もしあなたが神の与えた賜物と召しを悟り、それに忠実に(ここが鍵です)従うなら、あなたは結ぶべき実を結んでいくことができるでしょう。
あなたが練ったストラテジーではなく、神が練ったストラテジーなのですから!
「けど、私は自分の賜物も召しも分かりません」と焦る人もいるかもしれません。
安心して下さい。あなたはそれらを少しずつ、段階的に悟るようになります。
賜物は増し加えられ、召しは刷新されていくものです。
偉大なピアニストも、最初はただ無邪気に鍵盤を叩く少年だったかもしれません。
実を結ぶというミッションを意識していくなら、主はあなたの賜物と召しが発揮できる場面へとあなたを少しずつ導いてくれるでしょう。
同時に大切なのは、あなたが「キリストの体」である教会の一部として充分に組み込まれることです。
どんなにサッカーの技術があっても、クラブチームに所属しないと活躍できません。
チームの一員となって自分のポジションに専念するとき、選手は輝きます。
おなじようにあなたの人生の賜物と召しも、神の国のチームである教会の一部としてポジションを確立するとき、最高に輝くのです。
大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。(ローマ12・5)